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2019年春卒業生特集 MAR 15, 2019 --> GRADUATION! CONGRATS! 2019 INTERVIEW PHOTO GALLERY 衣笠キャンパス 大阪いばらきキャンパス 朱雀キャンパス びわこ・くさつキャンパス INTERVIEW PHOTO GALLERY 衣笠キャンパス 大阪いばらきキャンパス 朱雀キャンパス びわこ・くさつキャンパス 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます! 今回は、大学のHP「+Rな人」に登場してくれたみなさんに、卒業を迎えた今、立命館での学生生活を振り返ってもらいました。「+Rな人」紹介後の挑戦やこれからの目標をインタビューしました。 INTERVIEW スポーツ健康科学部 原田 睦希さん 陸上競技部(三段跳) “自分は世界と戦える”その思いを胸に世界の舞台を目指す 大学生活で思い出深い大会は?と尋ねると「勝った試合より、負けた試合の方が印象に残っているんです。今でもその悔しさを思い出すことがあります」という原田さん。 2016年夏、U-20世界陸上競技選手権大会で男子三段跳日本代表として出場した経験は、「視野を大きく広げる機会となり、常に世界大会を意識するようになった」と振り返る。2017年の「日本陸上競技選手権大会」では2位となり、「卒業後も選手としてやっていこう」と覚悟が決まったという。そして、2017年の秋には、オリンピック強化指定選手に選出された。 学生最後の年は、大きく動きを変え、メンタルトレーニングも取り入れたが、調整に時間がかかり、大事な試合でも納得のいく結果が出せなかった。しかし、諦めずに少しずつ結果を出し、ようやく秋の全日本インカレで、自身も納得のいく結果を出すことができた。なかなか結果が出ず、苦しかったが、「どんなに苦しい思いをしても自分は絶対にまたいい結果をだせる。自分は世界と戦えるという自信がありました」と復活への原動力を語った。 「以前は、コーチに言われたとおり動いていましたが、なぜこの練習をするのか、なぜ今この動きをするのか、自分でも理解し、説明できるようになったことは今後にも生かしていけることだと思います」と学生生活での学びを振り返る。卒業後は、社会人として、競技を続けていく。「自分のために予算を組んでもらうので、結果をださなければならない立場になります。プロ意識をもって、1試合1試合、最善を尽くします」。そう力強く話す姿の陰には、この4年間、積み重ねてきた絶え間ない努力があった。日本代表として、世界の舞台で活躍する彼の姿をみられる日がくることを楽しみにしていたい。 主な大会成績 2017年 第94回関西学生陸上競技対校選手権大会 1位 15m71 第101回日本陸上競技選手権大会 2位 16m27 天皇賜盃第86回日本学生陸上競技対校選手権 7位 15m82 2018年 第95回関西学生陸上競技対校選手権大会 1位 15m87 第101回日本陸上競技選手権大会 14位 15m43 天皇賜盃第87回日本学生陸上競技対校選手権 3位 16m02 在学生へ一言 情熱をしっかり持っていることがどんなことにおいても重要です。 自分がやりたいことに対して、情熱を持って取り組んでください。 大学生活を振り返って一言 設備が良く、陸上に集中できる環境があったので、充実した競技生活をおくることができました。また、陸上だけでなく、色々なスポーツの友達と交流を持つことができ、楽しい思い出ばかりでした。また、この4年間で一気に大人になったと感じています。 卒業後の目標 社会人でも競技を継続します。U-20世界選手権が日本代表として出場した最後の大会になっているので、シニアでも世界選手権やオリンピックで日本代表になって、しっかり戦っていける選手になりたいです。 結果に満足せず、新記録に挑戦し続ける ~U20-世界陸上競技選手権大会の 男子三段跳日本代表に選出~ INTERVIEW 国際関係学部 梶原 蓮菜さん --> タイの難民キャンプに住む人々のために タイとミャンマーの国境にある、ミャンマーの人々が暮らす難民キャンプ。2019年2月、梶原さんは日本で集めた多くの文房具と手作りのお仕事図鑑を手にキャンプの子供たちを訪ねた。 「厳しい環境で暮らす人々の環境を少しでも変えていきたい」そう思い、支援活動に取り組んでいる。難民支援団体PASTELでは、2回生のときに代表を務め、高校や地域のイベントで、難民問題を伝える啓発活動を行った。代表引退後は、個人で活動に取り組み、2回生の2月に初めて難民キャンプを訪れた。たくさんの笑顔の子供達に囲まれ、「難民」という固定観念はなくなった。難民キャンプでは、現地の視察と教育支援のため、学校の訪問も行った。 その後、古く十分でない文房具で勉強する子供たちのために、文房具を集める活動を始めた。SNSで呼びかけると、友人や福岡や北海道など、地方の高校生たちや社会人の人からも連絡がきた。ダンボール12箱分もの文房具や玩具が100人近くの人から集まり、「日本の人々は、温かいです。会ったことのない誰かのために行動する人がこんなにもいるとわかりました」と微笑んだ。そして、あまり職業を知らない子供達に夢を持ってもらうために、さまざまな職業があることを知ってほしい、と写真で職業を紹介するお仕事図鑑を作った。手作りにこだわった理由を尋ねると「難民キャンプの子供たちは、友人です。だから支援というより、友人へのプレゼントのような思いで作っています」と語った。 「難民という社会問題を学び、生涯やっていきたいと思えることを見つけられました。やりたいと思ったら躊躇せず、勇気を出して踏み出すと、100歩くらい前に進めると思います」と、話す。卒業後は、新聞記者として働きながら、支援活動を続けていく。梶原さんの温かい笑顔でミャンマーの人々をより笑顔にしていってもらいたい。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 「これしたい!こうなりたい!」という自分の好奇心と周りのみんなは、きっといつも味方になってくれるはずです。 大学生活を振り返って一言 大きな歯を出して笑いまくった4年間。 卒業後の目標 誠実で、心豊かなジャーナリストになること。 1200人の笑顔で 熊本に「顔晴ろう」を届けたい INTERVIEW 政策科学部 津田 誠さん 防災共育サークル「Attelle」 これからは消防官として「人を守りたい」 「消防官になろう」そう思ったきっかけはテレビドラマの影響だった。その思いがぶれることはなく、「学生の自分ができる防災の活動をやろう」と、防災共育サークル「Attelle(以下、アトレ)」を立ち上げ、4年間を駆け抜けた津田さん。「やりたいと思うことがあってもそれに挑戦しようと思えるかは、自分次第。自分が変えていかなければ前には進めない」その大切さに気づけたのは、アトレの活動があったからと振り返る。 自分の中で大切にしていたのは「人を守りたい」という気持ちを途切れさせないことだったという。日々、悩みながらも「誰かのために自分ができることを精一杯やっていこう」とアトレの活動や被災地でのボランティア活動に取り組んできた。さまざまな活動を通して、「単なる推測ではなく、周りにある事実を知り、根拠を持った上で相手の立場に立って考えられるようになりました」と話す。 2018年6月に発生した大阪府北部地震で、茨木市も被害を受けた際は、「もっと自分にできることがあったのではないか」と悔しさが募った。その悔しさを胸に、次は消防官として自分ができることをやっていきたいと語る。彼の言葉から、「関わる人を守りたい」という思いの強さを感じた。この4年間の経験が今後の彼にとって大切な礎となるのではないだろうか。「人を守るために自分ができる精一杯のことを」その思いを胸に頑張ってほしい。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 自分がしたいこと、すべきだと思うことを素直にやり切ってください。心の中で思うだけではもったいないです。 大学生活を振り返って一言 友人にも恵まれ、私がやりたかったこと、すべきだと思ったことを精一杯できたのではないかと思います。ただ、悔しいこともあり、心残りも多少なりとあります。このリベンジは次のステージで果たしたいと思います。 卒業後の目標 卒業後、私は消防官になります。いざという時は手をしっかりと差し伸べられる消防官になります。平時には、消防官というプロとして、大学での経験なども生かし、災害に負けないまちづくりをしていきます。 防災を日常に! 非常用持ち出し袋の作成を通じた “防災”の意識づくり INTERVIEW 法学部 宮本 咲良さん 弓道部 「努力は裏切らない」そう信じて弓道と向き合い続けた大学生活 2018年11月、全国から選抜された学生が東軍、西軍に分かれて競う「第42回女子東西学生弓道選抜対抗試合」が開催された。宮本さんは、西軍に関西代表として、大学4年目で初めての出場を果たした。西軍は関西や四国、九州などから選抜された10人が出場することができる。宮本さんは秋の関西リーグで5位となり、関西代表の座を獲得。「自分が関西代表の5人に入れるとは思っていなかったので、驚きました。ずっと私の弓道をサポートしてくれていた母に恩返しができ、嬉しかったです」と話す。 大学4年間、弓道を通して大きく成長してきた宮本さん。1回生の頃は、うまくいかなったときは、他人と比較したり、できない自分がもどかしく、うまく心の整理がつけられなかったという。しかし、3回生の12月に主将を任されたことが宮本さんを大きく変えるきっかけとなった。「落ち込んでいる場合ではない」と日々、目の前のことに一生懸命取り組むことで、ふっきれていたという。そして、うまくいかないときに落ち込んでしまう、部全体の雰囲気を変えていこうと考えた。みんなの前で話すときは、ポジティブな言葉や明るい雰囲気を心がけ、「失敗しても落ち込まず、気持ちを楽に、自分がやるべきことをやっていこう」と部を盛り上げてきた。しかし、主将として悩む時期もあったという。「自分一人で突っ走っていくのではなく、頼ったり、協力してやっていくことが大事。みんなに助けられました」と笑顔を見せる。 「きついことばかりで、弓道をやめたいと思うことも何度もありました。でもがんばればその分、結果はついてくる。その姿をみて、ついてきてくれる人もいました。がんばって続けてきてよかったです」と大学生活を振り返ってくれた。「努力は裏切らない」その言葉を胸にこれからも、努力を重ねていくことだろう。 主な大会成績 2018年 第30回全国大学弓道選抜大会 優勝 第42回女子東西学生弓道選抜対抗試合 出場 --> 在学生へ一言 大学生のうちにできる経験は、かけがえのないものです。 まだ21年間しか生きていない私がそう思うのですから。 何でもいいから全力で取り組むこと!全力で取り組めたのなら、結果がどうあれ後悔はしません! 大学生活を振り返って一言 月並みな言葉ですが、長いようで短い4年間でした。この4年間に私の人生の楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったことが凝縮されているような気がします。必死だったけど、4年間諦めずに頑張ってよかったです! 卒業後の目標 直近の目標は、社会人になり、変化する環境に慣れること。大学生になりたての頃もそうでしたが、環境が変わる中でまず一番大事なのは、少しずつでいいので自分の体調を大切にしながら適応していくことだと思っています。 "射"を極め続け、 12年ぶりの全国優勝を射止める INTERVIEW 理工学部 森田 崇文さん --> 工学の知識や技術を生かして社会貢献を目指す 2017年にびわこ・くさつキャンパスにて開催されたSDGs体験啓発イベント「Sustainable Week2017」に幹部(情宣担当)として携わった森田さん。行政や企業との渉外を担当し、開催後もイベントの成果発表などの活動に関わってきた。SDGsの取り組みは、森田さんに大きな変化をもたらしたという。それまでは良いロボットを作ることだけに注力してきたが、さまざまな分野で活動する学生と議論し、活動するうちに、多様な価値観を知ることができた。多くの人との出会いや経験から「自己完結のものづくりで終わるのではなく、工学部のルーツを生かして社会に貢献したい」と思うようになったという。 2017年の後期には、立命館大学EDGE+R(イノベーション・アーキテクト養成プログラム)に参加し、選抜メンバーとしてオックスフォード大学での研修も経験。プログラム修了後も仲間を募り「EDGE SPROUT」として、活動を続けている。子供の自転車事故が増加していることに着目し、理工学部のものづくりをベースとしたアプローチを取り入れ、「自転車に乗る人々のためのANSHiNブレーキシステム」を提案。さまざまなビジネスコンテストで入賞を果たした。そこで感じたのは、ビジネスコンテストと事業化の壁だった。「事業化を実現することで、より成長できるのでは」と考え、仲間と起業することを決意。事故防止機能と情報発信機能を持つIoT自転車を開発し、実証実験・特許出願を行っている。今後は、株式会社EDGE SPROUTとして、本格的に進めていく予定だという。 卒業後は東京大学大学院に進学し、5G(第5世代移動通信システム)に関する研究を続けていく予定だ。「これまで世に存在していないものを創造していきたいです。そして、専門技術をどう社会に生かせるのか、幅広い視点をもつ研究者として貢献していきたいです」と、力強く語ってくれた。 主な表彰歴 2017年 総務省主催ミライノピッチ 特別賞 2018年 朝日新聞主催 SDGs Action Award ファイナリスト Microsoft主催Microsoft Imagine Cup 日本大会ファイナリスト 一般社団法人発明学会主催発明学会コンクール 奨励賞 在学生へ一言 失敗を恐れずに少しでも興味が湧くものがあったら、何事にもチャレンジして実践してみてください。自分がこれまで知らなかった新たな価値観に出会ったときこそ、大きく成長するチャンスがあふれています! 大学生活を振り返って一言 たくさんの方々との出会いに感謝しています。共に活動した学生、お世話になった先生、大学職員の方々のおかげで、毎日充実した日々を過ごせたと思っています。多くの経験や成果は自分1人では成し遂げられなかったと思うので、支えてくれた方々への感謝の気持ちでいっぱいです。 卒業後の目標 大学教授になることを目指しています。従来の理工系にありがちな、狭い特定の分野の専門的技術を極めるだけでなく、研究成果を社会活動に役立てることのできる、広い視点を持って社会全体を俯瞰できる大学教授になれるよう今後も精進していきます。 憧れの大会にチームで挑む ~NHK学生ロボコン出場~ INTERVIEW 映像学部 森 菫さん 学生団体「つながる」 障害学生と大学が“つながる”取り組みを 2017年4月、障害学生と大学をつなぐことを目指し、学生団体「つながる」を立ち上げた森さん。これまで聾学校の学生に向けたミニ・オープンキャンパスを開催してきた。大学生との交流や大学生活の体験をテーマにするなど、毎回企画内容に工夫をこらした。1回目の開催では、京都府の聾学校だけだったが、「もっと関係を広げていきたい」と、近畿圏に広げ、さまざまな学校に案内したところ、参加校が増えてきたという。 団体の運営や、企画の難しさを日々感じながらも、メンバーのいろいろなアイデアを知ることができ、聾学校の学生と話すことで、新たな気づきを得ることもできた。参加した学生たちの「楽しかった」という声や聾学校の先生の「こういう企画がほしかった」という声を聞き、メンバーの達成感にもつながった。今後、森さんの思いは引き継がれ、障害学生支援の活動は続いていく。「自分たちの考えだけでなく、聾学校の学生や先生たちが何を求めているのか、そのニーズを充たせるような企画を行ってほしいです」と団体への思いを話す。 障害学生サポートスタッフやパソコンテイク講座の運営メンバーとしても障害学生支援活動に関わり、積極的に活動してきた森さん。活動を通して学部だけではなく、さまざまな人と知り合ったことで、学外の人との交流にもつながり、「幅広く意見を聞き、それを取り入れられるようになりました」と自身の成長を話す。「目的を持って活動することや一生懸命考えて、相手のニーズを探りながら取り組んでいくことは、これからも変わらないので、これまでの学びを大切にしながら、さらにレベルアップしていきたいです」と笑顔をみせた。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 大学生活を満喫してください。そして「学生だから失敗しても大人が助けてくれる」と思い、やりたいことにはやりたいときに取り組んでください。きっと自分の成長につながり、自信がつくと思います。 大学生活を振り返って一言 本当にあっという間でした。障害学生支援の活動、資格の取得、卒論でのインタビューなどさまざまな経験をさせていただき、とても充実していました。4年間で大きく成長できたのではないかと思います。 卒業後の目標 大学で学んだことを直接生かせる仕事ではありませんが、今まで積み重ねた経験が何らかの形で成果に表せるよう努めていきます。社会に出てからも経験や学びを重ね、社会に貢献できる自分なりの目標を見つけ、頑張っていきたいです。 サポートの先にある笑顔のために ~聾学校生向けの“ミニ・オープンキャンパス”を初開催~ INTERVIEW 経済学部 古川 聖人さん ラグビー部 怪我を乗り越え、再びグラウンドを駆け抜ける 2018年ラグビー部は、「ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」2位となり、2大会連続の「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の出場権を獲得。しかし、3回戦の明治大学に敗れ、目標としていたベスト8はならず、悔しさを残したシーズンとなった。ようやく怪我から復帰し、「全ての試合に出場でき、主将としてチームを引っ張ってくることができたのでよかったです」と最後のシーズンを振り返る。2回生の秋以降、怪我で試合に出場できず悔しい日々を送ったが、家族や仲間など自分を支えてくれている人が多くいることを改めて感じたという。「自分を支えて応援してくれる人のためにも、復帰して元気にラグビーで活躍している姿を見せることで恩返ししたい」という思い、そして自分のためにも「もう1度ラグビーをやりたい」という思いが自身を奮い立たせていた。厳しいリハビリやトレーニングにも耐え、チームの練習に参加できるようになったのは、4回生の8月のことだった。 「大学生という自主性が重んじられる環境で、自分を律し、目標のために何をすべきかを考えながら行動する力がついた」と大学生活を振り返る。卒業後は、かねてからの目標であった実業団でプレーする道へ。「とても強いチームなので、不安や責任も感じました。チームに恥じないプレーを、人としても恥じないような行動を心がけていきたいです」と彼の責任感の強さを感じた。「すぐには試合に出場できるとは思っていませんが、そこで腐ったりせず、立命館で学んだことを生かしていきたい。そして、少しでも早く試合に出場し、活躍している姿をいろんな人に見せたいです」と語った。真摯にラグビーと、自分自身と向き合う古川さん。いつか日本代表のユニフォームに身をつつみ、低いタックルで相手選手を圧倒する古川さんの姿をみられることだろう。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 私は体育会ラグビー部の一部員、そして主将として充実した学生生活を送ることができました。学業との両立は簡単ではなかったですが、良い経験でした。在学生のみなさんもなにか打ち込めることを見つけ、学業と両立させ充実した学生生活を送って欲しいです。 大学生活を振り返って一言 部活と学業の両立がとても大変でした。朝と夕方と練習がある中で昼は授業もあり、とてもきつい時もありましたが、友人や先生方にも助けて頂き、授業にもついていけました、この経験は今後も役に立つと思います。 卒業後の目標 卒業後も私は実業団でラグビーを続けるので、まずそのチームで試合に出ることが直近の1番の目標です。その先に日本代表という大きな目標があります。まだまだ目標には遠いと感じていますが、これからも仕事とラグビーの両立を図り、目標を一つひとつ達成していきたいです。 立命館大学初、 在学中にラグビー日本代表キャップを獲得 INTERVIEW 法学部 仙田 真也さん 学生防災サークル立命館FAST 地域住民と共に地域を守る 防災サークルFASTを立ち上げ、京都市北消防団衣笠分団で消防団員としても活動する仙田さん。FASTでは、2017年の夏に京都と同じような住宅密集地であり、大規模火災が発生した新潟県糸魚川市を視察。大火の原因や消火活動、避難について、現地の消防の方に話を聞いた。その学びを中京区総合防災訓練で発表したり、全学防災訓練では、前年と同様に北消防署と連携して、起震車や消火器体験企画を実施。その際には、学内の人だけでなく、一部の地域住民にも参加してもらうことができた。 消防団としては、積極的に講習会や実務訓練にも参加し、夜回りや火の用心の呼びかけ、防災訓練、さらに災害時には現地で実務に取り組んだ。消防団の日頃の点検、行進訓練や小型動力ポンプ操法訓練などを披露する査閲では、連日訓練を行い、「体力的にも大変でしたが、本番で仲間との結束をみせられたことはとてもいい思い出になりました」と笑顔を見せる。消防団員の名に恥じないよう責任を持って取り組み、その学区の一員のような気持ちで、一緒に地域を守り、盛り上げていけるよう努力してきたという。 大学や京都市、消防団、地域の人々など、さまざまな人と関係を構築してきた仙田さん。サークルを立ち上げた時、人とのつながりを作っていくことはとても大変だったと振り返り、改めて人間関係や人脈は大切だと感じたと話す。FASTは後輩が引き継ぎ、継続していくという。「大学と地域の架け橋となり、頑張ってほしい」とエールを送る。卒業後は、大学院で消防団と地域防災のあり方について研究していく予定だ。消防団としての活動は、継続して取り組み、学術的な面でも還元できたら、と意気込む。これからも仙田さんの地域住民と共に地域を守る活動は続いていく。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 学生生活は有限であっという間、果敢に挑戦を! 大学生活を振り返って一言 試行錯誤のくり返しの4年間でした。 卒業後の目標 卒業後は立命館大学大学院社会学研究科に進学し、京都市北消防団衣笠分団に引き続き在籍します。大学院生としても消防団員としても、これまで以上に地域の防災や安心安全に貢献することが目標です。 大学と地域で防災・防犯活動の普及を図る INTERVIEW 経営学部 渡辺 晃大さん ホッケー部 日本代表として、ホッケーの普及に貢献したい 4年連続で日本代表チーム「侍ジャパン」に選出され、日本代表と立命館ホッケー部を兼任してきた渡辺さん。最も印象に残っているのは、厳しい合宿で必死に練習して臨んだ2018年9月の「第18回アジア競技大会」だ。マレーシアとの決勝では、3点差で多くの選手が「負けた」と思っていたが、タイブレークのSO※で優勝を果たした。「最後まで諦めない」その大切さを学んだ試合だったと話す。※同点の場合、5名ずつのシューターとGKが攻防を行う 日本代表の遠征で、約1カ月ホッケー部を離れることもあったため、ホッケー部の戦術を知らないまま試合に出場し、チームの歯車に合わずに苦しいこともあった。しかし、コミュニケーションを大切に、部員が自分にどのようなプレーを求めているのかを部全体に確認して試合に臨むことで、改善していったという。1、2回生のときは、自分のプレーで精一杯で、先輩に萎縮してしまうこともあったという渡辺さん。3、4回生になると余裕も出てくるようになり、周りを見てプレーできるようになったという。そして、後輩がプレーしやすいよう、失敗しても「気にするな、ナイストライ」と声をかけ、トライすることを恐れないよう気を配っていたという。すると、メンバーがのびのびプレーできるチームになっていったという。 「常に日本代表選手という目でみられるため、いい加減なプレーやラフプレーがないよう心がけ、初心を忘れずに謙虚にやっていきたいです」と話す。彼が目指すのは、自分が納得のいかない戦術などに流されず、自分がやりたいプレーをする「自分の意志を貫ける選手」だ。これからは、仕事と地元のホッケーチームでのプレーを両立させながら、オリンピック出場を目指す。そして、「多くの人にホッケーを応援してもらえるよう、活気づけていきたい。そのためにさらに努力をしていきます」と力強く語った。 主な大会成績 2017年 第36回全日本大学ホッケー王座決定戦 優勝 2018年 第37回全日本大学ホッケー王座決定戦 優勝 高円宮牌2018男子ホッケー日本リーグ H1レギュラーステージ 優勝 在学生へ一言 今しかできないことが何かを考えて全力で取り組むことが、大学生活を充実させてくれると思います。正課、課外活動、アルバイトなど人それぞれ何か一つ夢中になれるものがあれば楽しい大学生活が送ることができると思います。 大学生活を振り返って一言 私の大学生活はホッケーと学業との両立が大変な4年間でした。代表活動のために、単位が取れないと言い訳をしていたらホッケー競技の価値が落ちてしまうのではないかというプレッシャーがあったからです。 卒業後の目標 卒業してからは地元のホッケーチームに入り、東京オリンピック出場を目標に頑張ります。また、ホッケーを広めるための活動を全国的に行っていきたいと思います。 揺るがない情熱で、ホッケーを極め続ける INTERVIEW 文学部 余田 葵さん --> 「図書館員になりたい」その夢を追いかけて 「図書館は、本に限らず、デジタルの情報も人も集まる情報の宝箱です」そう笑顔で図書館の魅力を語る彼女からは、図書館への人一倍強い思いが感じられた。1回生の頃から学生ライブラリースタッフ(以下、LS)として活動を続けてきた余田さん。それ以外にも、図書館への就職支援の自主ゼミ、図書館研究会に所属し、「図書館員になりたい」という夢を追い続けてきた。 図書館研究会では、2017年の秋に全国の図書館関係者が集まる「図書館総合展」で図書館がテーマの創作落語や大喜利を披露する「図書館寄席」を行った。もともと落語をしていたわけではなく、落語の漫画を読み、のめりこんでいった余田さんは、その面白さで図書館の魅力を伝えられるのではないかと、「図書館寄席」を考案。他大学の学生にも声をかけ、自分たちで台本を書き、ネタ帳を作るまでになった。2019年2月には、公共図書館で第2弾も開催された。その他にも、『週刊読書人』に書評が掲載されるなど、いろいろなことに注力してきたが、LSの企画や「図書館寄席」など、一から作り上げた企画は、大学生活の中でも思い入れは強い。LSとして取り組んでいたぴあら講演会では、最初はなかなか参加者が集まらず、うまくいかなかったという。しかし、最近では50人以上が集まり、「少しずつ積み上げてきたものが形になってきた」と実感しているという。 「大学では、自分自身を客観的にみることができるようになりました。多様な考え方の人と共に活動し、いろいろな価値観を知ることは、成長につながったと思います」と振り返る。卒業後は、図書館関係の仕事に就き、「将来的には図書館=楽しいという人が増えていくよう、開かれた図書館にできるように考えていきたいです」とこれからの目標を語ってくれた。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 大学生活、何事もやってみると何かしらの発見があると思います。私自身、司書課程と教職課程の2つの資格課程を履修したり、団体代表をしたりすることに不安はありましたが、自分が面白いと思えるものをたくさん見つけることができました。まずは、やってみることをおすすめします。 大学生活を振り返って一言 多くの価値観を知り、たくさん挑戦した4年間でした。学生ライブラリースタッフ代表や図書館寄席などを通して、人の価値観を知るだけではなく自分の価値観も深めることができました。支えてくれた方々への感謝を忘れず、今後も挑戦し続けます。 卒業後の目標 図書館で世界を救います。自己責任が問われる世の中で、多くの人の人生を支えるものは情報だと考えます。情報収集の拠点として、図書館をより発展させていきたいです。また図書館に限らず、広い視野で情報社会そのものに向き合っていきます。 学生ならではの視点で、 より楽しく、学べる図書館へ INTERVIEW 産業社会学部 山本 康貴さん トライアスロン部 たゆまぬ努力とプロアスリートとしての覚悟 卒業後、プロアスリートとして、より一層トライアスロンを極め、オリンピック出場を目指す山本さんは、「プロアスリートとして、覚悟を持ってトライアスロンと向き合っていきます」と力強く語ってくれた。卒業後の進路を決める上では、実業団に所属して競技を続けていくのか、プロとしてやっていくのか、とても迷ったと当時を振り返る。その背中を押してくれたのは、父と所属チームのコーチだった。「やれるだけやってみろ」その後押しを受け、山本さんの覚悟は決まったという。 トライアスロンは3種目の競技からなるため、練習もハードで時間も長い。学業との両立は難しく、思うような結果が出ずに伸び悩んだ時期もあった。しかし、トライアスロンを始めて9年、何度か伸び悩む時期を経験しながら成長してきた。「自分がやるべきことはわかっていたので、また良い結果をだせる」という確信があったという。 この4年間、多くの海外遠征や世界大会を経験し、あらためて海外選手との差を感じ、自身の課題と向き合い、どのような環境にも適応してベストなパフォーマンスができるよう研鑽を積んだ。「得意なことや好きなことばかりやっていても総合的に強くなることはできないので、苦手なこと、苦しいことに取り組んでいかなければなりません。苦手なことに向き合い、どうすれば強くなれるかを考え続ける中で、自分自身を分析できるようになりました」とこの4年間を振り返る。 「積極的に攻め、かっこいい、魅力のあるレースができる選手になりたい」と、笑顔を見せる彼の言葉からは、過酷なレースの中、一人闘い続ける真の強さを感じた。夢の舞台で彼の姿を見られる日を心待ちにしたい。 主な大会成績 2015年 第16回日本トライアスロンジュニア選手権 U19 優勝 2016年 第16回日本デュアスロン選手権 U23 優勝 2017年 ASTCトライアスロンアジアカップ(ニュータイペイ)3位 ASTCトライアスロンアジア選手権 男子U23 優勝 第23回日本トライアスロン選手権 9位 2018年 NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(大阪城)5位 ITUトライアスロンワールドカップ(成都)決勝進出 在学生へ一言 4年間はあっという間に終わってしまいます。一日一日を大切に、自分が夢中になれること、好きなこと、苦手なこと、たくさんのことを一生懸命頑張ってほしいです。 大学生活を振り返って一言 充実した4年間で、多くのことを経験することができました。人間力、競技力ともに大きく成長することができました。 卒業後の目標 トライアスロン競技でオリンピックに出場することです。競技の成功だけでなく、社会人としても大きく貢献できる人になりたいです。 目指すは東京五輪出場。 トライアスロンに情熱を燃やす INTERVIEW 生命科学部 上田 隼也さん --> チャンスをつかみ、恐れずに挑戦を 「1.2回生までは、今のように行動的ではなかったんです。図書館で、興味があることを勉強していましたね。」そんな彼にとって転機となったのは、2016年4月に発生した熊本地震だ。「自分にしかできないことを社会に還元していきたい」その思いが原動力に。そして、さまざまな取り組みを重ねていくうちに、周囲からの期待を受け、「その期待に応えるためにも頑張ろう」と彼にとってさらなる力になった。 2017年10月にびわこ・くさつキャンパスで開催された、日本初となる学生主催のSDGs体験型イベント「Sustainable Week」を友人と共に立ち上げた上田さん。企業や行政、大学、多くの学生を巻き込み、開催されたイベントの反響は大きかった。その後もSDGsに関して、大学側への提案や後輩にアドバイスを行っている。医学の道に進みたいと考えていた上田さんにとって、SDGsなどに取り組むことに不安もあったと振り返る。「今しかやれないことだから、覚悟を持って取り組もう」その覚悟が多くの人を巻き込み、現在の活動につながっている。 上田さんは、その他にも立命館大学EDGE+R(イノベーション・アーキテクト養成プログラム)で知り合った仲間と共に、「EDGE SPROUT」として、「自転車に乗る人々のためのANSHiNブレーキシステム」を開発。起業に向けて準備を進めている。地域の子育てをテーマにしたREFLE.をはじめ、SDGsの活動、その他にも農業や留学生支援など、さまざまなことに取り組んできた。彼は、とりあえず興味をもったら、挑戦することを恐れない。取り組んでみて、「自分がもっとやってみたい、面白い、と思うか」自分自身に問いかける。 「大学の中には、たくさんのチャンスがあることを知ってほしい。そして、もっと挑戦してほしい」。それが、さまざまな挑戦から学びを得てきた彼からのメッセージだ。 主な表彰歴 2018年 北おおさか信用金庫、日刊工業新聞社主催 キャンパスベンチャーグランプリ大阪大会 特別賞 北おおさか信用金庫賞 朝日新聞社主催 大学SDGs Action Awards グランプリ Microsoft主催 学生ITコンテスト Imagine Cup 日本予選ファイナリスト 東急不動産主催Plug & Play Japan ビジネス発展プログラム ベストプラン賞など --> 在学生へ一言 いろいろとチャレンジしてみることをお勧めします。全員が主体的に行動できるかと言えば難しいと思います。そこで、先生や友人から誘いを受け、何となくだけど「おもしろい」と思ったことに参加してみてください。ぜひ「おもしろい」に対する感度を磨いてほしいです。また、チャレンジする学生を支援する体制も立命館大学には整っているので、積極的に活用してほしいです。 大学生活を振り返って一言 掴めるチャンスを掴み続けた大学生活ではないかと思います。しかし、最初は、なかなか行動に移すことができずにいた時期もありました。さまざまな方の協力を経て、行動に移してみたことが本当に良かったことだと思います。大学でしかできないことは常に意識していました。あとは、活動も発散と収束を繰り返しながら、自分のコアな取り組みを見つけていました。 卒業後の目標 現在、関心のあることは、SDGs、innovation、医療です。大学生活で、取り組んでいた活動を卒業後も継続していきたいと思います。また、大学での活動を始めるきっかけになったのは、出身の熊本県で起こった熊本震災です。これから、自分の地元に対してできることをチャンスを見つけながら取り組んでいきたいと思います。 「子育て」で大学と地域をつなぐ ~滋賀県少子化対策学生プロジェクトに採択~ INTERVIEW 政策科学部 山口 祐加さん 立命館大学交響楽団 立命館交響楽団と共に学び、歩んだ学生生活 2017年度に立命館大学交響楽団(以下、立響)の副団長となった山口さん。「副団長として、部員全員が音楽を楽しめる環境づくりを目指していました」と笑顔で振り返るが、その道は決して平坦ではなかった。 副団長は、部全体を俯瞰して、細かなところを調整しないといけない。「1人ではできない仕事も多く、みんなに仕事を分担しつつ、それを最後にまとめるのは大変だった」という。さらに、隔年で行っている立響の地方公演、しかも創部初となる広島講演ということで、広報マンとして集客にも奔走した。「単独広島に乗り込み、広島講演で共演する広島市のジュニアオーケストラの地元演奏会にエキストラ参加し、その場で広報もしました。その他のところでも弾丸広報旅をし、初めて尾道の向島行きフェリーにも乗りましたね」と当時のハードワークを振り返った。 副団長の経験から身についたのは、忍耐力だったという。100人にも及ぶ部活にはさまざまな人がいるため、調整は難しくなるが、上からの無理矢理な指示ではなく、謙虚に丁寧に説明し、納得を得られるよう仕事を進めたという。立響以外にも、学業、アルバイトと多忙を極めた。それでも立響のことが大好きだった山口さんは、決して辞めることなく、十分な練習時間が確保できない中でも、時間をうまく使い練習を行った。そのおかげで、タイムマネージメント能力も向上できたという。就職活動では、副団長の活動、そして4年間地道に立響を続けたことを高く評価されたという。 卒業後は、周りの勧めもあり、具体的には決まっていないが、仕事の傍ら音楽を続けていきたいという。今後の立響への期待を聞くと、「ぜひ、海外で立響の音を響かせてほしい」とエールを送った。これからも、立響で培った経験を武器に、山口さんの音楽人生は続いていく。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 一生に一度しかない学生生活です。自分の将来を見据えて好きなこと、したいことが分からない人は興味のあることに挑戦!挑戦せずに後悔するのを防ごう! 大学生活を振り返って一言 この4年間、立響とともに歩んできました。立響の多くの先輩方が学業と両立してこられたのを手本に学業にも全力を注げたと思います。政策科学部で学んだ多角的な問題発見能力を立響でも、就職活動でも発揮できて良かったです。 卒業後の目標 4月からは社会人として働く立場になるので、給料に見合った働きをしたいです。そしてその先の人生のために貯金を頑張ります!もちろん、音楽も続けたいです。 音楽で広がる地域とのつながり ~立命館大学交響楽団初の高校生との共演~ INTERVIEW 文学部 皆川 朝さん 卓球部 4年目の悲願達成、新たな目標に向かって 「関西で1位になる」という強い思いを持って、京都にやってきた皆川さん。最後の「関西学生卓球選手権大会」でついに悲願の優勝に輝いた。「4年目でやっと目標を達成でき、有終の美を飾れてよかったです」と、喜びを語ってくれた。 しかし、彼の4年間は、順風満帆なものではなかった。3回生の初めに怪我をし、その1年間は全く結果を出すことができなかった。2カ月は卓球をすることもできず、筋トレをする毎日。ブランクがあると能力も落ちてしまい、調子を戻すことは簡単ではない。それまで、順調に結果も出して自分に期待していた分、落ち込み、「関西で1位になる」という目標も諦めかけていた。彼を再び奮い立たせてくれたのは、先輩や仲間、監督からの励ましと期待だった。「東北から立命館大学に来て、何も結果を出さずに卒業するのは、悔しい。目標を達成したい」と、強い思いが芽生えた。 4回生では主将を任され、誰よりも練習し、その卓球への姿勢や結果で、チームを牽引してきた。「以前は、パワーだけの選手でしたが、今では、戦術の幅も広がったことが自身の強みになりました」と話す。「大学での学びは、継続、そして考えることの大切さです。毎日の練習も自分には何が必要なのかを常に考えてきました」と振り返った。 毎日の練習は、約5、6時間。「練習は厳しいですが、卓球が好きなので苦ではありません」という。卒業後は、実業団で卓球を続けていく。まずは、レギュラーとして活躍し、いずれは、「全日本卓球選手権大会のシングルスで、ベスト16に入る」それが、彼の次なる目標だ。目標に向かって、自分を奮い立たせ、仲間とともに闘い抜いてきた彼なら、その大きな目標をいつか実現させてくれることだろう。 --> 主な大会成績 2015年 第57回関西学生新人卓球大会 優勝 2016年 第85関西学生卓球選手権大会 ダブルス 優勝 第86回全日本大学総合卓球選手権大会 個人の部 ダブルス ベスト8 第86回全日本大学総合卓球選手権大会 団体の部 ベスト8 2018年 第87回関西学生卓球選手権大会 シングル 優勝 2019年 平成30年度全日本卓球選手権大会 ミックスダブルス 7位入賞 在学生へ一言 惰性的に過ごすのではなく、なんでも良いので夢・目標を持って生活してほしいです。大学にはその夢をサポートする組織、人がたくさんいます。それを惜しみなく利用して、後悔のない最高の4年間を送ってください。 大学生活を振り返って一言 一生の財産を得た貴重な時間でした。卓球を通して多くのことを学び、さまざまな人と関わり、人間として大きく成長することができた4年間でした。一人では成長することができなかったと思います。卓球に感謝、そして出会いに感謝! 卒業後の目標 卒業後は実業団として仕事、卓球の両方に励みます。より高い競技レベルが求められるようになるので、更なる飛躍を求め、日々努力を続けていきます。そして、卓球を通して会社全体を盛り上げていきたいです。 卓球部、昭和31年以来のダブルスベスト8 INTERVIEW スポーツ健康科学部 嶋 晴菜さん 学生団体「KS1」 スポーツが生み出す人とのつながりを信じて 「被災地に貢献できることはないか」と考えた嶋さんは、学生団体「KS1」を立ち上げ、2016年10月から1年間、毎月熊本の被災地で「スポーツを通じて人とのつながりを構築する手助けをすること」を目的に運動教室を開催。その後、2017年の冬に代表を後輩に引き継いでからもメンバーとして活動を続けてきた。2018年には、福岡で運動教室を開催し、岡山県や東北での活動を検討するなど、活動の場を全国に広げようとしているという。 活動を始めた当初決めていた1年間の活動が終わり、後輩に団体を引き継ぐ際には、全体のモチベーションも下がっていたことから、団体を継続させるかどうかも悩んだという。メンバー内で何度も話し合いを重ね、団体の活動目的やその手段などを改めてメンバーに理解してもらうことができ、嶋さんの思いが引き継がれている。「メンバーがつながる場、成長できる場となってほしいです」と笑顔を見せる。リーダーとして必死に団体を引っ張っていた当時を振り返り、「あの時できることはやりきったと思います。自身のリーダーとしてのやり方はどうだったのか、どうすればよかったのか、と今でも振り返り、考える材料になっています」とリーダーとしての学びが今につながっているという。 大学生活を通して、やりたいこと、やらなければならないことが具体的に考えられるようになったという嶋さん。卒業後は、大学院進学を予定しており、テニススクールの指導者になるという目標のため、「大学院でより知識を身につけ、学生であることを生かしてさまざまなフィールドで、経験を積んでいきたい」と話す。「いつかテニスだけでなく、子供たちが自由に遊べる場所や大人や高齢者の方の運動やコミュニティの場として活用できるような場所を作っていきたい」という夢を語ってくれた。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 さまざまなことに挑戦したらいいと思います。楽しいと感じることや、やりがいを感じることなど、自分のためになることを、とことんやってみてください。 大学生活を振り返って一言 行動的な大学生活を送れました。私は、1回生の春に、今までやりたいと思うことがあっても、それを実行する前にできない理由をつけて逃げていることに気がつきました。それ以来、「やりたいことは全部やる」をモットーに、自然とやりたいことに挑戦する自分に変わっていました。 卒業後の目標 周りの環境や常識に捉われず、自分の気持ちに素直に生きたいです。他者の意見を聞き入れることは必要であり、郷に入っては郷に従えという場面もあるとは思いますが、芯はぶれずに、誠実でありたいです。そして、自分の道を作りたいと思います。 運動教室で被災地の人々の コミュニティづくりを目指す INTERVIEW 経営学部 清水 力樹さん --> インターンシップへの挑戦が教えてくれた"企画"の魅力 2回生のインターシップの経験から、改めて企画することへの興味が強まり、「企業経営の観点からチャレンジしたい」と、3回生の秋から美容室へ商材を販売する企業のインターンシップに参加を決めた。 美容室の現状として、新規顧客の開拓が広報展開の中心となっているが、その新規顧客によるリピート率が低いという課題を持っていることを知った。その課題を解決するため、「美容室と顧客を繋げるサービスをつくりたい」と思い、「LINE@」を用いた美容室と顧客が直接コミュニケーションをとれるサービスを提案。企画書や調査不足を指摘され、何度も企画書を作り直したという。美容室を訪問して聞き取り調査を行うも、断られたり、嫌な顔をされることも多く、精神的にもつらかったと振り返る。しかし、「自分が企画して始めたことなので、責任を持ってやりたい」と、粘り強く続けた。 そして、清水さんの提案したサービスシステムの開発が進み、その内容をエンジニアと話し合うため、企業の人に同行し、2週間チュニジアへ。自身の企画を実際に発展させていくことができ、「自分がやりたいと思っていたことなので、苦しいときもありましたが、楽しかったです」と笑顔を見せる。実際に企業での企画を経験し、「知れば知るほど、企画はおもしろい」と、改めて実感したという。 インターシップや大学生活を通して、さまざまな地域から集まった学生と関わり、それまでと異なるコミュニティを作ることで、視野を広げ、多様な価値観を知ることができるようになったという清水さん。「いつか自分で会社を持ち、自分で企画をしていくことが大きな目標です。まずは、これからの仕事で実績を出し、企画の部署で自分の好きな企画をやっていきたいです」と目標を語ってくれた。 --> 主な大会成績 --> 在学生へ一言 振り返ってみれば4年間という期間はあっという間に過ぎていったので、大学生の間にしかできないことを本気で取り組んでください! 大学生活を振り返って一言 本当にさまざまな人と出会い、多くの経験をさせていただきました。常に何かにチャレンジしていたわけではありませんが、その期間も無駄ではなかったと思います。私にとって大学生活の間は全てが学びでした。 卒業後の目標 自分が入る企業で成長し、視野を広げていきたいと思っています。 不登校の子どもを抱える 親や家族の心をサポート INTERVIEW 産業社会学部 辰己 涼介さん 硬式野球部 夢のプロ野球の世界へ。新たな挑戦の始まり 2018年10月25日、張り詰めた空気の中で大きな期待を胸に、2018年プロ野球ドラフト会議のテレビ中継を見守っていた。そして、東北楽天ゴールデンイーグルス(以下:楽天イーグルス)からの1位指名。「1位指名を受け、プロの世界に入ること」。そう語っていた彼の目標が実現した瞬間だった。「サポートしてくれた人への感謝の気持ちが沸き起こったと同時に自分を信じてやってきてよかったと思いました」と振り返る。 4回生、学生最後の関西学生秋季リーグ戦は、彼にとって最も思い出深いシーズンとなった。優勝は逃したものの、「最後にキャプテンとして、チームがひとつになったことを感じられたシーズンだったので、楽しさもあり、寂しさもありました」と話す。立命館の主将、そして、学生日本代表としても主将を任された辰己さん。2018年夏に日本代表の主将として出場した日米大学野球選手権大会では、なかなか結果が出せず悔しい思いをしたという。そして、なんとかその悔しさを晴らしたいと挑んだハーレムベースボールウィークでは、本塁打王・MVPを獲得した。主将としての経験は、自分以外にも目を向け、自分のことだけでなくチームのために何ができるのかを考えられるようになり、自身の成長につながった。 今後について、「野球に専念できるので、プロ選手として、最高のところまでのぼりつめてみたい。いろんな分野を野球の中で追求して、多くの人に存在を知ってもらえる選手になりたいです」と話す。楽天イーグルスのユニフォームを着て、プロ野球選手として活躍する彼の姿が見られる日も近いだろう。新天地で新たなスタートを迎える彼にエールを送りたい。 主な戦歴・表彰 2016年 7月 第40回 日米大学野球選手権大会 2017年 7月 第41回 日米大学野球選手権大会 8月 第29回 ユニバーシアード競技大会 2018年 7月 第42回 日米大学野球選手権大会 7月 第29回 ハーレムベースボールウィーク 本塁打王・MVP 獲得 平成28年秋季リーグ戦 ベストナイン 平成29年秋季リーグ戦 ベストナイン 平成30年春季リーグ戦 最優秀選手賞 ベストナイン 平成30年秋季リーグ戦 首位打者 ベストナイン ※リーグ通算122安打(歴代2位) 2016年 7月 第40回 日米大学野球選手権大会 平成28年秋季リーグ戦 ベストナイン 2017年 7月 第41回 日米大学野球選手権大会 8月 第29回 ユニバーシアード競技大会 平成29年秋季リーグ戦 ベストナイン 2018年 7月 第42回 日米大学野球選手権大会 7月 第29回 ハーレムベースボールウィーク 本塁打王・MVP 獲得 平成30年春季リーグ戦 最優秀選手賞 ベストナイン 平成30年秋季リーグ戦 首位打者 ベストナイン※リーグ通算122安打(歴代2位) --> 在学生へ一言 何かやりたいことや進路のことなど何事にも目標をたてて、取り組むことが大事だと思います。在学生のみなさんも野球部のみんなもまずは、単位をしっかりとってください。 大学生活を振り返って一言 毎日野球と授業、同じことを繰り返してきました。この両立を4年間しっかり続けられたことは自分を評価してあげていいかな、と思います。 卒業後の目標 卒業後は、野球に専念できる環境なので、誰もが認める野球選手になりたいです。 無心で野球を楽しむ ~関西学生リーグ通算100安打を達成~ INTERVIEW 経済学部 藤田 いづみさん 陸上競技部(ハンマー投げ) 「楽しむこと」をモットーに、新しい道へ 「楽しんで競技をしてほしいです。悔しい思いをすることもあると思うけれど、笑顔で追われるように頑張ってほしい」と後輩へエールを送る藤田さん。卒業後、高校から7年間続けてきたハンマー投げの競技から離れる決意をした。 2018年6月に行われた「第15回田島直人記念陸上競技大会」では、56m37で自己ベストを更新し、思い出深い大会になったと話す。2018年9月、学生生活最後の「天皇賜盃第87回日本学生陸上競技対校選手権」では、「絶対にベスト8に入りたい」その強い思いが、無意識にプレッシャーをかけていた。自身が大切にしていた「競技を楽しむこと」を忘れてしまっていた、と振り返る。「周りのみんなが活躍しているのに、自分は活躍できなかったことが悔しくてたまらなかったです」という。その後、気持ちを新たに臨んだ「2018関西学生陸上競技種目別選手権大会」では、53m21という結果で3位に。「学生最後の大会で表彰台に立つ姿を親にみせることができてよかったです」と笑顔をみせる。 「一人、プレッシャーを抱えて試合に臨むより、仲間の応援があると気持ちも高まりました」と話すように、陸上を通して、仲間の大切さを改めて感じたという。陸上競技部を引退して、寂しさも感じるという。大学での陸上生活は、怪我との闘いでもあった。2回生のときに、手術をし、再び競技へ。「諦めないでよかった」その思いは今も強く残る。家族やコーチ、仲間の支えやハンマー投げが好きだという思いが、原動力だった。「将来的には、スポーツに関わる仕事がしたいです。ボルダリングなど新しい競技にもチャレンジしてみたいです」と話す。「諦めない」その強い心がこれからの彼女の新たな道を進む彼女を支えてくれることだろう。 主な出場大会成績 2017年 第94回関西学生陸上競技対校選手権大会 3位 天皇賜盃第86回日本学生陸上競技対校選手権 出場 第72回国民体育大会 愛媛国体 出場 2018年 第95回関西学生陸上競技対校選手権大会 優勝 第102回日本陸上競技選手権大会 出場 天皇賜盃第87回日本学生陸上競技対校選手権 出場 在学生へ一言 何事にも楽しんで取り組んでください。 大学生活を振り返って一言 最高の仲間と陸上競技をできたことは一番の思い出です。 卒業後の目標 自分らしく楽しく取り組んでいきたいです。 怪我を乗り越えてつかんだ 関西インカレ初優勝 INTERVIEW 映像学部 末浪 勝己さん --> ゲーム制作に魅了され、チャレンジし続けた4年間 世界三大ゲームショウとも称される「東京ゲームショウ2018」で、末浪さんが制作したNintendoSwitch向けのゲーム『ぶんまわしヒーロー』が展示された。『ぶんまわしヒーロー』は、3回生の冬から卒業制作として、ゲームゼミを中心にチームを組み、チームメンバーの技術を結集させて制作したものだ。 高校生のときに、「東京ゲームショウ」でゲームの世界に魅了され、「いつかこの舞台で自分の作品を披露したい」そう願っていた末浪さん。そして、4回生という大学生活最後に、夢であった舞台で自分のゲームを展示できたことは、感慨深かったと振り返る。末浪さんの展示は、ゲーム業界の企業やプロが集まるビジネスデイに行われ、業界の第一線の人たちから細かい技術面を面白いと言ってもらうと同時に、具体的なアドバイスももらうことができ、とても嬉しかったと話す。そして、「どんな人にどんな顔でゲームをしてほしいか、どんな面白さを伝えたいのかを明確にしていかなければ」と新たな課題も見つかったという。 この4年間、ゲーム作りを通して「ゲームはチームで作るもの。小さなデザインや仕様の変更がどれほど大変なことなのか、身に染みてわかりました。だからこそ、メンバーには感謝と敬意を忘れてはいけないと思うようになりました」と話す。「1回生のときは、ここまでゲーム作りに熱中するとは思っていませんでした」と入学当時を振り返る。大学入学までは、ゲーム作りも全く未経験で、「知識も技術もなかったが、『とりあえずやってみる』とチャレンジし続けた結果、今があります。足りない技術は勉強すればいいんです」と笑顔を見せる。これからもそのチャレンジ精神で、多くの人が楽しむ素晴らしいゲームを作り出してくれることだろう。 主な大会成績 --> 在学生へ一言 「楽しいこと」と「楽すること」は、似ているようで大きく違います。4年しかない大学生活、本当に楽しいことを見つけてください! 大学生活を振り返って一言 大げさな表現ではなく、人生における目標をちゃんと見据えることができた貴重な期間でした。 卒業後の目標 自分がデザインした「楽しい」を多くの人に届け、たくさんの人を笑顔に変えたいです! 学生のゲーム制作活動を盛り上げていきたい ~関西学生ゲームコンソーシアムを立ち上げる~ このページに関するご意見・お問い合わせは 立命館大学広報課 Tel(075)813-8146 Fax (075) 813-8147 Mail [email protected] +Rな人 FEATURES(特集一覧) SPORTS&CULTURE 在学生の方へ 立命館大学twitter 立命館大学facebook © Ritsumeikan Univ. 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